イジメ防止プログラム

NVPは現在、イジメ防止に特化したプログラムを作成しています。イジメを減らし、防止し、すべての人が積極的にイジメ防止に関わり、安全で協力的な学校環境を作ることが目的です。

イジメ防止の教育的アプローチ

世界中で10億人以上の子供が毎日学校に通っています。その多くは、安全で守られた環境で学び、遊ぶ時間を楽しんでいます。一方で、子供たちにとっての学校は、イジメ、ネットでのイジメ、その他さまざまなタイプの暴力に日々さらされる恐怖の場であるのも事実です。

イジメは被害者、加害者、第三者に異なるインパクトを与える暴力の一種です。イジメには3つの側面があると言われています。それは、有害で、力の不均衡によるものであり、しばしば繰り返されるということです。

NVPのイジメ防止プログラムはSELアプローチに基づいています。

SEL - 社会性と情動の学習

SEL(Social and Emotional Learning)は、人間が相手の感情をはかることを学び、他者への思いやりや気遣いといった、社会的能力を身につけて前向きな関係をつくりあげていくために必要な知識、態度、スキルを獲得するための心理教育プログラムです。

CASEL(The Collaborative for Academic Social and Emotional Learning)は、SEL活動の最も先進的な団体です。CASELはいかなるSELカリキュラムにおいても核となるスキルとして以下を挙げています。

1.セルフ・マネジメント(自己のコントロール)
2.セルフ・アウェアネス(自己への気づき)
3.ソーシャル・アウェアネス(他者への気づき)
4.リレーションシップ・スキル(対人関係)
5.レスポンシブル・ディシジョンメーキング(責任ある意思決定)

SELの特徴は、子供たちに自身の態度を前向きに効果的にもっていけるように促し、子供たち゛自分と積極的に向き合うように変えていくことです。

SELは、世界中の学校で広く使われているタイプの、大人が教室で力を持ち、子供は受動的な立場でしかない「コンプライアンス・モデル」へのチャレンジです。SELの効果についてもっとチェックして下さい。

詳細はこちら 英語ページのみ

プログラムデザイン

「子供を育てるには村が必要」というのはアフリカのことわざです。子供をサポートして育てるには、社会全体の努力が必要だという意味です。NVPは、子供やティーンエージャーが尊敬、信頼、共感に基づく意味のある関係を構築することは、彼らの人生に関わる学校のスタッフ、教師、両親、地域社会のメンバーといった大人の使命だと信じています。

最も効果的なイジメ防止プログラムとは、学校のリーダー、地域のパートナーや家族みんなを巻き込み、子供たちが必要としているサポートを確実に届けることです。

そのため、NVPのイジメ防止プログラムは予防と介入の両方をベースにしています。プログラムの内容は、学校経営者、教師、生徒、家族、コミュニティを対象にしたガイダンス、サポート、教育です。

プログラムの構成

1.校長・学校のスタッフ用

イジメ防止・介入策についての学校全体での決めごと・手順書の作成および安全・安心な環境を確保する方法を説明しています。

2. 教師用 1

柔軟にアレンジできるアクティビティから構成された、いつでも使える簡便なマニュアルです。

3. 教師用 2

マニュアル1の各セッションの理論を裏付ける補助マニュアルです。

4. 生徒用

生徒が新しく学んだ知識やスキルをどう使えばいいかを学べるマニュアルです。